正法会研究室について
正法会研究室は、学研連:中央大学学術研究団体連合会に属する司法試験・法科大学院受験団体です。1935年(昭和10年)の創立以来、90年近くにわたって全国で活躍する580名以上の法曹を輩出してきました。元日本弁護士連合会会長や最高裁判所判事をはじめとして、法曹だけでなく研究者や官僚、政治家などOB・OGの活躍の場は多岐にわたります。 多摩キャンパスにおける「炎の塔」の機能が2023年の法学部の茗荷谷キャンパス移転に伴い移転してからは、茗荷谷キャンパス地下2階の「学生研究フロア」において昼夜学修に励んでいます。正法会には、伝統と実績に裏打ちされた、早期合格を目指して室員相互で切磋琢磨しあうことができる環境が整っています。 若年合格者の輩出に情熱を傾ける指導委員(現役の弁護士・司法修習生等)による各科目のゼミ等の親身な指導を受けながら、法律家に求められる理解力・論理的思考能力・推理力・判断力を涵養することができます。新室員は入室後すぐに、以後の学修の指針となる入門ゼミを受けることができます。

室員1人に1つのキャレル(机)・ロッカーの付与があります。定席は全62席です。
前室にはウォーターサーバー・冷蔵庫・電子レンジ・掃除機等の設備があり、中室にはキャレルに3つのコンセント・加湿器が設置してあるため、最高の環境で学修に取り組むことができます。

数字で見る正法会
11名
1名
令和6年
司法試験合格者数
令和6年
司法試験予備試験合格者数
20名
令和7年度
法科大学院合格者数
東京大学 4名
一橋大学 1名
千葉大学 1名
慶應義塾大学 5名|学費全額免除1名
早稲田大学 2名
中央大学 5名|学費全額免除2名・全額免除及び法曹会奨学金1名
明治大学 1名
67名
直近3か年
難関法科大学院合格者数
中央大学 27名|学費全額免除12名・全額免除及び法曹会奨学金4名
東京大学 12名
一橋大学 2名
慶應義塾大学 18名|学費全額免除2名
早稲田大学 8名
正法会の歴史を辿る
昭和10年、当時の中央大学旧大学校舎(駿河台)のとある教室の一角に、高等文官試験(現在の司法試験)を目指す学生たちが集まるようになりました。
これが現在まで90年間続くことになる、学研連等研究室のはじまりです。
以来、中央大学は「法科の中央」と呼ばれるように、数多くの法律家を輩出し続けています。
正法会には約580名の法律家をはじめ,公務員や民間企業など数多くの分野で活躍する先輩会員が約1300名いらっしゃいます。


先輩方の声
執筆者:3年次早期卒業/東京大学法科大学院進学
一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
正法会の基本情報については、本ホームページや「法律家になろう」に記載してありますので、ここでは現室員として、さらにリアルな話を書こうと思います。
正法会に入ってよかったと感じていることは、特に司法試験勉強についての不安が解決されることです。大学は、勉強の大部分が個人の自主的な判断に委ねられる点で、これまでの学生生活と大きく異なります。その中で、最難関国家資格といわれる司法試験・司法試験予備試験の合格を目指すことが厳しい道のりであるというのは、想像に難くないと思います。法律の勉強方法、試験の傾向対策、進路など、不安な点は尽きないかもしれません。
しかし、正法会には勉強熱心な室員が多く所属しており、日常的に情報を共有することができます。自分より勉強の進んだ先輩に気軽に話を聞ける機会は、大学では貴重といえます。また、正法会には中室と呼ばれる自習室と、蔵書や冷蔵庫等の生活用品がある前室の2部屋があり、前室では室員が談笑したり勉強の質問をしたりと学年を越えた交流が活発に行われています。私も勉強に行き詰ったときなどによく前室に行き、気分転換をしたり新しい発見をしたりしています。特に司法試験に合格された先輩からは、論文添削や勉強のペース配分など具体的な相談にたくさん乗っていただきました!
そして、正法会は自由な室風が魅力の一つです。私が正法会の入室試験を受験することを決めたのもこの室風が大きなポイントでした。登室義務がないことはもちろん、ゼミも任意参加なので、研究室に縛られずに自分のペースで勉強することができます。私も1年次にサークルとバイトを掛け持ちしていたので、勉強との両立が不安という方にもおすすめです!
正法会を含む学研連等研究室に所属することは、司法試験受験を考えている人にとって非常に有益です。地下2階フロアでの交流や茗荷谷研究室の基礎ゼミ等を通じて、司法試験勉強に共に励み、切磋琢磨する仲間と出会うことができます。実際に私も、同学年の友人たちと自主ゼミを組んで定期的に刺激を受けながら楽しく勉強をしています!
ぜひ、113期入室試験の機会に正法会研究室をご検討ください。
皆さまの入室を心よりお待ちしております!